赤城(群馬) 陣笠山、薬師岳、出張山 (五輪尾根) 2010年2月20日

所要時間 10:47 五輪峠−−10:58 陣笠山−−11:12 薬師岳−−11:29 出張山−−11:38 出張峠−−11:46 自然の家−−12:10 除雪終点


 小黒檜山から下山し、まだ時間も体力も余裕があるので新沼田市/前橋市境界の五輪尾根をミニ縦走することにする。ここは夏道があるコースなのでトレースがあるかもしれない。まあ、無くてもスノーシューがあるので問題無いが。

 市境の峠(五輪峠と呼ぶらしい)に上がり五輪尾根の案内標識から尾根を見るとしっかりとトレースができていた。これならスノーシューは不要かもしれないが、先行者のトレースにはスノーシューも混じっていたし、場所によっては踏み抜くような区間もあるかもしれないのでこのまま進むことにした。

五輪峠から五輪尾根に入る トレースが続く
樹林が開けると小黒檜山の姿が

 トレースがあるし稜線上を行けばいいだけなので、さっきの小黒檜山とは大違いで何も考えなくていいのは楽だ。ついでに各ピークに山頂標識もあるだろうし。尾根上は落葉広葉樹林が続き、雪の上に僅かに笹が顔を出しているのでルート外は笹薮らしい。樹林はさほど密度は濃くなく、笹が育つ程度の日当たりがあるのだろう。所々で樹林が開けて展望が楽しめる。もう遠くなった小黒檜山の反射板は遠くからもはっきりと見えた。

全面凍結で真っ白の大沼 陣笠山。背景は地蔵岳

 1475m標高点を越え、緩やかに尾根を下って登り返すと樹林が開け、陣笠山の山頂標識があった。氷結して真っ白の大沼が見渡せた。沼の上に点々と見えるのはワカサギ釣りのテントだろう。山登りは歩くから体温が上がってちょうどいいが、釣りはじっとしているからテントを張ってガスなどで暖を取らないと寒くて仕方ないだろう。

なおもトレースを進む 薬師岳

 緩やかに下って尾根を進み、最後に少しまとまった登りをこなすと次のピークである薬師岳に到着。ここは頭上は開けているが周囲は樹林に囲まれて展望はイマイチのピークだった。足跡はたくさんあるが、ここまで人の姿は見えなかった。まあ、五輪尾根は短い稜線なので、朝歩き始めるともう下ってしまうだろうけど。

野坂峠 出張山

 薬師岳より先は下りとなり、少し下ったところに野坂峠の案内看板があり、北に向かって「至沼田 20km」と書かれていた。今の時代、ここを歩く人はいるのだろうか。もちろんトレースは無かった。だんだんと下っていくと小ピークがいくつかあって出張山かと思ったら標識は無く、今までよりもう少し登りがあるピークのてっぺんが出張山山頂であった。ここは樹林が開けて展望が良かった。ここまで来ると大沼北岸が近い。

出張山より下る。雪が少ない 出張峠

 この先は日当たりの関係か、急に尾根上の雪が少なくなり、スノーシューを脱ぐか悩むところもあったが車道に出るまではこのままにしておくことにした。今までのトレースはつぼ足ではズボっと踏み抜いた跡もあり、この先も雪が残っている場所ではスノーシューがあった方が楽ができそうとの判断である。やがて尾根を乗り越える登山道が現れ、尾根をまっすぐ進む方向に道は無い。ここが出張峠で大沼は左へと進む。

自然の家 大沼には大勢の釣り客の姿

 すぐに車道のような広い道に変わり、そのうちに自然の家の建物が見えてきて車道に飛び出した。ここでスノーシューはザックにくくりつける。路面は部分的に凍結し、下り坂で登山靴では滑るので雪が消えた部分を選んで歩く。大沼に出ると岸にはたくさんの車が止まっており、氷の上でワカサギ釣りを楽しむ人の姿がたくさん見られた。

 

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